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人の細胞は、長生きするようにできている

近年の研究によつて、元気で長生きしている人たちには、ある共通の遺伝子が働いていることが明らかになった。それが長寿遺伝子だ。

「エイジング・コントロール」か病気をなくす

新しい長寿遺伝子を見つけた前述のガレンテ教授は、ある種のカロリー制限と運動こそ人間の長寿遺伝子の活性化には重要だといっている。実は、長寿遺伝子は体の中から人間を観察している。「こういう環境なら活動できる」「いや、この環境では活動できない」と。長寿遺伝子は、わたしたちがどんな生活しようとしているのかじっと様子を眺めている。つまり、長寿遺伝子を生かすも殺すもわたしたちの生き方しだいなのだ。

遺伝子が働く人と働かない人、その決定的な違いは国で行われている(百寿者研究の成果)なのだが、彼らの若々しさの秘密は、カロリー制限と運動にあった。これは、先に紹介した長寿遺伝子のガレンテ教授と同じ結論である。

百寿者から学ぶべきカロリー制限とは、単純に食べる量を減らすことだ。何かを食べないという単品ダイエットではない。総カロリー量を減らすだけでよい。

百寿者を見習えぱ、定期的に体を動かし、しかも継続すること力大事ということがわかる。思いついて体を動かすのでは意味がない。運動量自体は少しでもいいが、毎日体を動かすことがボイントとなる。

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「長寿遺伝子」とはなにか?

細胞は休めぱ休むほど寿命か延びる

サイレント・インプオメーション・レギュレーター「静かなる情報を規定するもの」という遺伝子。略して[Sir」と呼ばれている


「静かな状態」をコントロールするのが、なぜ重要なのか。この静かな状態は、人に限らず、すべての生物にあって、寿命を延ばすうえで大きなカギとなっているからだ。つまり、この静かな状態をつくれるかどうかが、寿命の長きのカギを握っているといいだろう。

エサを食べないと寿命か2倍に延びる

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老化の正体とは?

人は細胞の発電所「ミトコンドリア」から老いる。

エネルギーの発生源であるミトコンドリアは、すべての細胞にあり、1細胞当たり1個から数千個ある場合もある。わたしたちが酸素と栄養がなければ生きていけないのは、酸素と栄養がエネルギーを生み出しているからなのだ。そして、エネルギーがなければ、心臓も脳も筋肉もすべて細胞が動かない。この生きるために欠かせない酸素が、実は、同時にわたしたちの体を老化へと導いている。原因はミトコンドリア自身にある。ミトコンドリアという発電所は、わたしたちの細胞にもともとあったらのではない。これが問題なのだ。

酸素を無毒化してエネルギーをつくり出す生物こそミトコンドリアである。ミトコンドリアは、わたしたちの細胞の中にあるのにもかかわらず、細胞とは別のDNAを持つ共分子なのである。あとで取り込まれたからだ。

わたしたちは、ミトコンドリアのおかげで酸素の多い地球土で生きていけるようになった。ミトコンドリアたちが、取り込んだ酸素を完璧に使いこなしてくれれぱ問題はないのだが、ほんのわずか酸素を使い残してしまう。エネルギーであるATPをつくる過程でわずかに酸素を漏出するのである。

酸素と聞くと、体にいいものというイメージがあるが、鉄をさびつかせてしまうのも酸素だし、食べ物を室温で放っておくと色や味が変わってくるのも酸素のせいである。酸素は必要なものだが、必ずしも体にいいものではない。わたしたちの体も酸素によってさびつくのだ。

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酸素は体に悪い?

ミトコンドリアがわずかに漏出する酸素が、恐ろしい「活性酸素」に変化する。活性酸素は、非常に毒性が強い。真つ先にやられるのが、ミトコンドリア自身である。そして、活性酸素は、細胞膜たんぱく質、さらには細胞のDNAまで次々と傷つけていく

老化の元凶「活性酸素」とは何か?

活性酸素は「フリーラジカル」なのである。フリーラジカルとは、化学分野の専門用語で、ぺア(対= N個)になっていない電子を持っている原子や分子を表す。

ミトコンドリアが使いきれずに漏れ出た活性酸素は、カップルがちょっかいを出す若者のようにきわめて不安定であり、安定したくて何かとくっつこうとする。対象は、ミトコンドリア自体だったり、細胞膜だったり、DNAだったり、手当たり次第だ。活性酸素がくっつくと起こるのが酸化である。酸化は、細胞に傷を付け、サビをつくる。これが細胞の老化を進めるのである。

一方、酸素は、対の電子を持って安定しているので、活性酸素ほど大暴れはしない。
わたしたちの体には活性酸素を分解する機能が備わっている。その役割を担っているのが2種類の解毒酵素だ。スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)とカタラーゼの2つである。

SODは、活性酸素を酸素と過酸化水素に分解し、カタラーゼが過酸化水素を酸素と水に分解する。この2つの酵素が働いて、活性酸素を無毒化している。解毒酵素がいくら働いても、無毒化できなくて残ってしまう活性酸素が細胞の老化、体の老化を促進している。

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やはり「高血糖」の人は老化か早い
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カロリー制限で長寿遺伝子か動き出す

「ちよっとやせ気味」が老化を食い止める
カロリーを制限する、すなわち腹七分目にすると、すぐに効果が表れるのが体重である。計量は、朝の起床直後と夜寝る前の2回。できれば、これを記録することを勧める。腹七分目にしていると、体重は必ず減っていく。朝、体重が減っているのに驚くはずだ。これは、わたしたちの体が寝ている間に体重が落ちる仕組みになっているからで、それが前の晩遅くまで食べていたり飲んでいたりすると、体重が減らない。

何歳からでもカロリー制限、そして一生続ける

活性酸素の害を防ぐのが、抗酸化物質だ。強力な抗酸化作用があるといわれているのが、ビタミンEとビタミンCである。

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野菜の天然色素か持つこれだけの効果

野菜の豊かな色彩は、生物が持っている天然の色素によるものだ。この天然色素をカロテノイド」という。強力な抗酸化作用を持っものがある。

βカロテンー緑黄色野菜や果物に含まれる黄色やオレンジ色の色素。
リコピンートマトなど、赤い色の野菜に含まれている。

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最も強い抗酸化力を持つ「鮭」の赤色

鮭の身が赤いのはアスタキサンチンという色素による。アスタキサンチンも、生物の色素であるカロテノイドの一種だが、活性酸素を除去する抗酸化作用では、トマトのリコピンより強く、いまのところ史上最強のカロテノイドといわれている。

アスタキサンチンは、特別な成分しか通過できない血液脳関門を通過できるので、脳内の活性酸素も除去し、認知症の予防、目の老化にも効果があるといわれている。

鮭には、アスタキサンチン以外にビタミンA、B2、B12、Dなどのビタミン類、血液の流れをよくするといわれるDHA (ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサパンタエン酸)もたくさん含まれている。意識して積極的に食べたい魚だ。

りんごを皮ごと食べるだけで病気は防げる
やはり「メタボ」には赤ワインかいい
赤ワインには長寿遺伝子に働く成分もあつた
赤ワインに含まれているポリフェノールの一種「レスべラトロール」

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「老化病」を防ぐ食材はこんなにある

昆布やワカメ、ノリなど海藻類
カロテンが取れるニンジン、リコピンのトマト、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用のあるイソフラボンを含む大豆、血栓予防効果のある納豆。ナメコなどのキノコ類に多い,グルカンは、免疫力を高め、ガン細胞を縮小させる働きが期待できる。

果物では先に述べたリンゴがいちばん。また、パパイヤ、マンゴーなど熱帯地方で育つた果実には、活性酸素を減らす抗酸化力の強いものが多い。

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カレー粉に含まれているクルクミンには、アルツハイマー病の予防効果がある。ローズマリーに含まれている抗酸化物質は、抗酸化力を高める遺伝子を活性化させる。

魚ではなんといっても鮭
自身魚のパントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持に働く。
オリープオイルは、炎症を防ぐ抗炎症作用のあるオレオカンタールが含まれている
黒米に含まれるアントシアニンと呼ばれる赤い色素で、強い抗酸化作用がある。
緑茶に含まれる成分カテキン
コマやクルミ

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「健康寿命」を延ばす10の生活習慣

  1. 食事は1日3回、バランス良く取る。絶対に抜かない
  2. 魚を積極的に食べる
  3. 「べジフル7」を守る
  4. 抗酸化物質を上手に取り入れる
  5. お酒を飲おなら赤ワイン
  6. 「腹七分目」でカロリー制限をする
  7. 定期的・継続的に体を動かす
  8. 情報をアウトプットする
  9. ストレスは毎日解消する
  10. 「今日の目分」を記録する
    ー日に歩いた歩数や体重、血圧、食事内容、運動内容、お酒など、1日の目分の行動がわかるような記録をつける。
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