地元の山形で農地を探していたのですが、大江町というところで
田:10,260㎡、畑:8,010㎡、山林:43,630㎡、保安林1,577㎡、
原野9,801㎡、宅地360.33㎡
という広大な土地付きの空き家が300万円で売りに出ていたので、ずっと大江町が気になっていました。
そして、今回大江町の就農者受入協議会であるOSINの会が就農体験ツアーを開催していることを知り、参加することにしました。
大江町の場所
就農体験のスケジュール
左沢駅から研修所まで
左沢線の終点、左沢駅に到着しました。
大江町キャラクターの日本一くん
研修所に到着。こちらは男性研修生の宿舎にもなっているようです。
研修所にてオリエンテーション。この日は自分を合わせて3組の参加者がいました。
研修所からの眺め
さくらんぼ農園
最初はさくらんぼ農園に行きました。贈答用さくらんぼを専門に扱っていて、かなりの手がかかっています。
ハウスは春に建て込み、収穫後に解体するそうです。ハウス内は網が張られていて鳥は入れません。地面に敷いているシートは反射熱でさくらんぼにまんべんなく日を当てるためにあります。
まんべんなく日が当たるように葉や枝が適格に取り除く必要があります。
桐箱に入った贈答用佐藤錦は、ひと箱7000円。
すもも農園
あまり知られていませんが大江町はすももで有名な町です。すももの神様がいて、ここでしか作られていない品種や10月頃まで出荷できるすももがあります。
奥にあるのがすももの木。手前にポツポツあるのがすももの苗木で、3~5年くらいで収穫できるようになるそうです。
すももはとにかく管理が楽で儲かる果樹で、10a(1000㎡)で100万円は稼げるそうです。すもものブランディングができているので、農協に卸しても高単価で売れます。
新規就農者用小屋
新規就農者は機械を揃えたりするのに、とにかくお金がかかりますが、OSINの会ではみんなで共用できる農機具バンクがあり、格安で使用することができます。
農薬を散布するスピードスプレイヤー、乗用草刈り機、運搬車、肥料散布機などがあります。
ぶどう畑
ぶどうはとにかく手間がかかる果樹で、身が詰まりすぎないように奥に入り込んでいる身の玉をひとつひとつピンセットで取り除いていくという気が遠くなりそうな作業があります((+_+))
特殊な液に2回ほど漬けると種がないぶどうになるそうです。品種によっては種なしぶどうは必須なので欠かせない作業ですね。下のカップに液を入れてひとつひとつブドウを浸していきます。
新規就農者用住居
平成30年建設で新築の新規就農者用住居がありました。現在5棟あり1棟しか空いていません。妻帯者のみ住むことができ、家賃は5万円
全棟に薪ストーブ完備で冬でもポカポカ
柳川温泉
大江町でも奥地にある源泉かけ流しの柳川温泉に行きました。山の中なので静かな温泉でゆったりできます。大人350円
懇親会(BBQ)
今回のメインイベントでもある町の方たちとの懇親会が開かれました。大江町長やOSINの会の皆様、近隣の方々も参加して盛大に行われました(^^)
作業小屋に設置された宴会会場
串焼きBBQが美味しそう!罠や猟で仕留めた熊やイノシシの肉もあるとか。
大江町長の挨拶
OSINの会ができて就農支援に力を入れてから、移住者が家族も含めて50名ほど増えたそうです。県外からの移住者も半分くらいいました。毎月勉強会や会合の際にも頻繁に飲み会があり、情報交換もできて楽しそうです(^^♪
大江町の地酒
懇親会が終わり解散。私は農家の家に泊めてもらいました。
就農説明会
翌日は別の農園でさくらんぼ収穫体験をした後、研修所へ行き就農説明会に参加しました。OSINの会や大江町の支援制度などを説明してもらいました。
県外から移住するとお米・味噌・しょうゆがもらえるそう。
大江町の就農支援制度がすごいです!
お昼に山形名物のひっぱりうどんを頂きました。
お土産にもらったさくらんぼ
まとめ
大江町のOSINの会は就農支援制度がしっかりしていて、新規就農者は安心して農業へ取り組めそうだと思いました。
OSINの会は下記の特徴があります。
・11人の農家がいるため、異なる考え方を学ぶことができる。
・土地を借りる際、11人の農家により土地の情報を多く集める事ができ、信用力も大きい。
・研修先の農家と人間関係に問題が生じても、11人の農家がバックアップするため研修継続が容易。
・11人の異なる農家がいるため、様々な作物の栽培を研修することができる
・毎月勉強会を行うため、研修生同士の情報交換が活発に行われている。
就農に興味のある方は大江町で開催されている就農体験ツアーに一度参加してみてください!参加費は無料です!