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第1回 人材不足・人手不足対策EXPO[PEREX]概要

会期2025年06月04日 ~ 2025年06月06日
開催地 東京 / 日本 / アジア
会場東京ビッグサイト 東展示棟

大転職時代における若者の就業観と企業選択基準

㈱マイナビ 社長室 キャリアリサーチ統括部 統括部長 栗田卓也氏

大転職時代の実情
海外では転職が非常に盛ん
日本でも終身雇用の見直しを背景に、転職が増えてきている。
キャリアを主体的に選択する時代

若者の就業観と企業選択
マイナビ転職・新卒採用
やりたい仕事から安定した仕事・給料の良い仕事へと志向が変わってきている。

安定≠大企業
自分が成長できる企業
キャリアを築きやすい企業
が選ばれている。

背景には若者の将来への不安
・老後の不安
・日本の景気が悪い
・年金がもらえない
・将来の見通しが暗い
・人生100年時代でいつまで働かなければならないのか

現在働いている企業に少しでも不安を感じたら転職していく。

転職が多いと企業は人材が定着せず、企業の力は衰退していく。

若者は管理職を目指すより、仕事のレベルを上げたい、専門的知識を得たいと考える人が多い。
優秀な人ほどこの傾向が強く、社員の能力を上げて競争力を上げていく必要がある。
キャリア支援が非常に重要

初任給の引き上げは企業の半数以上が実施しており、
給料の見直しやベースアップは重要となる。

EVP(Employee Value Proposition)の定義
①福利厚生
②職場環境
③評価制度
④企業文化(働く意義)
⑤キャリア形成

社員が「この会社で働き続けたい」と思える環境を構築することが重要

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退職代行モームリが伝える離職者の本音と離職防止策 

㈱アルバトロス 代表取締役 谷本慎二氏

重要なポイント
・求人票で会社をよく見せようとしない。
・入社前と入社後のギャップが一番の退職理由
・従業員の声を取り込んだ施策を実施する。

すぐに実施可能なこと
・仕事中にリフレッシュさせる。
・会社に適合できない人・あまり話さない人に割り当てる時間を増やす
・負荷のかけ方を誤らない。
・第三者を使ってヒアリングを行う。

今の時代と世代に合わせた「教育」「コミュニケーション」の方法を

谷本慎二氏の書籍

人手不足を解決するリスキリング

(一社)ジャパン・リスキリング・イニシアティブ 代表理事 後藤宗明氏

①なぜリスキリングが重要なのか?

現代では技術的失業が増えている。
日本では6900万人の新職種(AI、DX、データ分析等)が増加しており
8300万人の旧職種(事務、受付、データ入力、ライター等)が減少している。

単純作業はAIやロボットに置き換わる。
ロボットに指示をして仕事をやってもらう、AIに仕事をしてもらう時代へと変わっていく。
ヒューマノイドロボットはアメリカ・中国が世界最先端で、将来的に1台200~300万円となる。
2030年には、ヒューマノイドロボットが、車の製造台数を超えると予想されている。

②リスキリングとは

個人が自由に好きなことを学ぶ「学び直し」とは異なり、DX等組織の変革に基づき
リスキリングは組織が実施責任を持つ「業務」である。

新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、新しい業務や職業に就くこと

リスキリングは、全てのリーダーとマネージャーの責任である。
リスキリングは、チェンジマネジメント・イニシアティブの取り組みである。
リスキリングには、エコシステムが必要である。

ビジネスにおけるエコシステムの特徴
相互依存と連携:企業やサービスが互いに依存し、連携することで、より大きな価値を提供する。
共存共栄:参加するすべての関係者が、互いに利益を享受し、成長できる。
市場拡大:エコシステムに参加することで、既存の顧客層だけでなく、新しい顧客層にもリーチできる。
イノベーションの促進:多様な主体が連携することで、新たなアイデアやサービスが生まれる可能性が高まる。

③リスキリングへの取り組み方

ステップ1:マインドセット
ステップ2:学習
————————————-ここに大きな壁がある。新しいことを学んでも企業で実践する機会がなく、キャリア形成に繋がらない。
ステップ3:スキル(実践)
ステップ4:職業(キャリア形成)

個人の自主性ややる気任せの「学び直し」には限界があり、リスキリング後にそれを使う機会がないと転職してしまう。
リスキリング後に実践する場所を与え、手当を付与したり、正当に評価する文化が必要である。

重要なポイント
・経営者が自ら取り組む
・外部人材の活用(知見者・有識者から学ぶ)
・人材流出を怒れない

ジョブ型雇用からスキルベース雇用へと変わってきている。
ジョブをスキルに細分化することで、社内で人材を活用することができる。

これからは学際的スキルが必要になる。
「複数分野のスキルを掛け合わせ、知識を統合し、応用するスキル」

後藤宗明氏の書籍

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所感

社内教育やリスキリングを通じて社員のスキルを向上させ、キャリア形成を支援していくことが必要です。それぞれのキャリアの将来像を明確にし、目標やスキル等を可視化していくことで、強い人材を育成していくことができます。
またAIやロボットにより単純作業労働が消滅していく今、ITリテラシーを身につけておくことは必須であると再認識しました。これからは、いかにAIやITを使いこなし、無駄な仕事を減らして作業効率を高めていくかが重要になっていきます。

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