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第5回 デジタル化・DX推進展 ~ODEX~ 2025

会期2025年06月04日 ~ 2025年06月06日
開催地 東京 / 日本 / アジア
会場東京ビッグサイト

人を増やさず売上12.5倍 老舗食堂による「逆転DX」実践ノート 

㈲ゑびや 代表取締役社長 ㈱EBILAB 代表取締役 小田島春樹氏

㈲ゑびやは、伊勢市で商店や和食堂などの商業施設を営む、創業150年の老舗飲食店。
㈱EBILABは老舗飲食店「ゑびや大食堂」での実体験に裏打ちされたノウハウを元に、ITサービスを展開する企業。

小田島氏は、IT化の遅れていた老舗飲食店において、積極的に現場を巻き込んでIT事業に取り組み、課題をひとつずつ解決してきました。

下記2点を目標に取り組んできました。
・売上/利益を上げる。
・経営を楽にする。仕事を減らせ

事業戦略として
データ分析・改善による付加価値向上
新規ビジネスモデル開発
積極的なAI&DX活用による業務効率化
を行っています。

特にAI活用による効果は顕著で
メール返信、資料作成、思考整理、要件定義、デザイン調整、音声入力、動画アバター作成などを行っています。

業務効率化により作業の70%削減
意思決定スピード95%アップ
売上40%アップを実現しています。

【使用しているAIツール】
Gamma、Copilot、Gemini、Replit、NotebookLM

小田島春樹氏の書籍

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現場が挑戦を200%楽しむ組織へ―カクイチが仕込んだDXの文化とは

㈱カクイチ 取締役 鈴木琢巳氏

株式会社カクイチは、東京都千代田区に本部を置き、長野県長野市に本社を置く、ガレージ・ハウスや物置等の鉄鋼製品やホースなどを製造、販売する企業である。

2018年、DX組織改革
slackを導入→自立分散ネットワークへ
全員にiphoneを配布
全員が同じメディアを持ち情報を民主化

事業が多角化・分散

全ての入口はslack
全てのデータはクラウド
全ての業務はiphone

slackによるコミュニケーション、ブログ感覚
ヘルプを求めると全国の営業マンがコメント
疎結合ネットワーク

①縦割り組織をこわす
②リアクションに感情が乗る(Lineのようなリアクションがとれる)
③圧倒的なAPI連携、簡素化
全ての業務をslackに寄せる。稟議書・与信管理なども
解像度の高い現場情報がslackに集まる。

やった方がよい施策
①ITアンバサダー制
上司やシステム部でなく、新人が周りの先輩に教える。

②全員の入力文字数・返信数を見える化する。

③チャンネルに鍵をかけない。
他の事業部、興味のある分野をのぞき見できる。

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要点 感謝の手紙を書くことは、人間関係からもたらされる意義と喜びをじっくり考察することだ。1通の手紙で幸福感は増す。 本当の幸福のため、不快な感情やつらい体験は必要だ。人は困難の克服により幸福になれる。困難こそが喜びへの感謝[…]

味の素の元CDOに学ぶ、全社DXの背景にある「パーパス経営」とは 

味の素㈱ 元代表取締役副社長兼CDO 福士博司氏

旧体制の味の素
・社長がDXにコミットしていない
・産業構造変化に無頓着
・超安定志向
・経営リソースが事業部・機能別に管理されていてリソースが少ない。
・ベンダーロックイン(特定ベンダーに依存)

株価は2800円から1600円に低迷

全社DX
①組織風土を変える
②仕事のやり方そのものを変える

ITの歴史
日本はいつも周回遅れ
1周目:IT基幹システム
2周目:DX
3周目:AI

DXをレバレッジにしたパーパス経営
全ての組織風土と仕事のやり方を変えた。

株価は1600円から7000円に回復

DXにより企業の見えない資産を見える化する。
物的、金融、顧客、人財、技術

DX1.0 全社オペレーション変革
DX2.0 エコシステム変革
DX3.0 事業モデル変革
DX4.0 社会変革

産業構造変化に対応した経営構造
食品→ヘルスケア、アミノサイエンス、電子、ICT、グリーン、フードウェルネスへと多角化

データドリブン経営
経験や勘ではなく、データに基づいた判断で経営を推進する手法
データ分析結果を活用し、経営判断の裏付けや戦略立案、課題解決に役立てる

データドリブン経営を妨げる要因

パーパス経営に関する書籍

データドリブン経営に関する書籍

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所感

AI&DX活用による様々な成功例を聞くことができました。
㈱EBILABは、自社でAI&DX活用による業務効率化を行い、そのノウハウをITサービスとして売り出しており、㈱カクイチは、様々なツールを多用せず、全社員にslackとiphoneをコミュニケーションツールとして統一したことが成功の要因です。
また味の素㈱のように、産業構造変化に対応して事業形態を変えていくことや、経験や勘に頼らないデータ分析結果をベースとしたデータドリブン経営を行っていくことが、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性が高まる環境ではより重要になります。

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