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高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育の講習とは

電気は交流で600ボルトを超えるものについて「高圧」、さらに7000ボルトを超えるものについて「特別高圧」と区分されており、その取扱い範囲は電気事業関連業務のみならず、一定規模の工場や事業場などでも「受変電設備」を設置し高圧で受電しているため、高圧電気による感電災害や短絡事故によるやけどなども発生しています。

また、感電災害の程度は体に流れた電流によるとされていますが、一般に低圧より高圧の方が過大な電流が流れるため、低圧に比較すると危険度が高いと言えます。

このため、労働安全衛生法令では高圧電気取扱い業務について「危険又は有害な業務」として、当該業務に従事する労働者に対し特別教育を行うよう規定されています。

これは、過去の同種災害の発生原因をもとに、適切な作業方法や保護具に関することなど、災害防止に必要な知識や技能を作業者に教育するものです。

なお、特別教育に関する規定は「危険又は有害な業務」に関し労働者保護のため事業者が行わなければならない法定教育ですので、電気工事士等の資格の有無にかかわらず実施することが必要となっています。

講習内容

講習は2日間行われ、下記のような内容を学びます。

学科
高圧又は特別高圧の電気に関する基礎知識
/1.5時間
高圧又は特別高圧の電気設備に関する基礎知識
/2時間
高圧又は特別高圧用の安全作業用具に関する基礎知識
/1.5時間
高圧又は特別高圧の活線作業及び活線近接作業の方法
/5時間
関係法令
/1時間

実技
停電の確認方法と断路器・遮断器・開閉器等の操作方法
/1時間

受講に至った経緯

平日に2日間開催と22000円超という受講料がネックとなり、仕事を2日間休んでまで受講するつもりはありませんでした。しかし、就活中に電気系企業の社内SEを受けることになり、完全な箔付けのために受講しました(笑)。あとは太陽光発電に興味があったので電気を勉強しようと思ったのと、以前低圧電気取扱者を受講したので、今度は高圧・特別高圧を・・という流れです。

関東電気保安協会 高圧・特別高圧電気取扱者安全衛生特別教育講習会

講習1日目

講習は関東電気保安協会の荒川事業所で開催されました。南千住駅から歩いて向かいます。

会場に到着しました。この日の受講者は11名。当然ですが、みんな仕事で必要なため会社派遣で来ている人でした。私のように完全に趣味の資格マニアはいないですね(笑)

テキストは結構厚いです。
テキストの内容は

  1. 高圧又は特別高圧の電気に関する基礎知識
  2. 高圧又は特別高圧の電気設備に関する基礎知識
  3. 高圧又は特別高圧の安全作業用具等に関する基礎知識
  4. 高圧又は特別高圧の活線作業および活線近接作業
  5. 関係法令

となっています。発電設備、送電設備、配電設備、変電設備、接近限界距離、短絡および地絡、接地・アース、誘導現象、電気絶縁など電気の基礎知識を一通り勉強しました。将来、太陽光発電投資や自家発電をする際に少しは役に立ちそうです。スマエネの無料Zoomセミナー「施工会社・太陽光商社が教える!太陽光発電投資成功のポイント」も今度受けようと思っています。

教室の前には、様々な絶縁用具や測定器が展示されていました。

講習2日目

講習2日目は午前中に座学の続きがあり、午後から実技、テストがありました。

実技は、停電の確認方法と断路器・遮断器・開閉器等の操作方法の実習になります。

3つのチームに4名づつ分かれ、それぞれキュービクルにて断路器・遮断器・開閉器の操作を行いました。

キュービクルでの開閉作業

遮断器の操作

高圧交流負荷開閉器UGS

キュービクル内部

絶縁用保護具

最期の確認テストが行われました。25問中19問以上(8割)で合格です。
出題されそうなところは教えてくれますが、ボリュームがあるので結構大変です。2問間違えましたが、なんとか合格しました。

修了証をもらって、終了となりました。
将来、役に立つといいな~

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