2日目
仙人修行2日目が始まりました。5時半に起床して、3回目の座禅の後、作務(清掃)です。私は外の清掃をすることになりました。
NHKのインタビュー中
そして、断食明けの待ちに待った朝食です🍚
お粥、ゴマ塩、きゅうりの漬物、梅干し、いぶりがっこ。断食明けの朝食は美味い😂
5杯もおかわりしました🍚🍚🍚🍚🍚
写経の準備をして・・
約1時間ほどの写経が始まります。修行には付き物の写経ですね、修行マニアの私は今まで相当数の写経をしているのでかなり熟練してきました👺
こんな感じにできました
そして、龍泉寺の佐藤副住職と記念撮影。
東成瀬村は、美味しいトマトが有名です。ということでトマト農家を訪ねました。
トマト農家の佐々木さんのお話
トマトの収穫体験です。取り放題、食べ放題です😍 ここで収穫したトマトは今夜の料理に使われます。
取りたてのトマトは美味い😋
お土産にトマトをたくさん貰いました。無事に東京まで運べるか心配ですが・・ちなみに帰りは18きっぷで13時間の長旅ですよ🚞🚞🚞🚞🚞😓
と思ったら、移動中にせっかく取ったトマトを紛失してしまいました😰
スタッフに捜索を依頼しました。見つかるかな?トマト🍅
トマトを気にしつつ、修行のメインイベント、滝行会場に到着です。
白装束、ワラジを装着して滝に向かいます。
ここは不動滝と言って、落差20m近くあります。こんな大きな滝で滝行はなかなかできません。
和尚さんの手順説明があり、その後準備運動をします。
滝に入る前は、手刀を斬りながら九字を切ります。
九字とは
煩悩や魔障一切の悪魔を降伏退散させ、災難を除く呪力があるとされる修法が、九字である。「臨・兵・闘・者・皆・陳・烈・在・前」を唱えながら、刀印(とういん)を結んで九字を切るか、諸印契を結印しておこなうものである。
九字を切ることで、五陰魔、煩悩魔、死魔及び一切の悪魔、魔民を切断するというような調伏的要素をもつ。つまり九字は護身法であるとともに、有力な調伏法としても活用されている。
また、滝に打たれている間は、「南釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」をひたすら唱えます。
南釈迦牟尼仏とは
南無釈迦牟尼仏とは、釈迦牟尼仏に帰依しますという意味です。
天台宗の宝号や曹洞宗の本唄名に使われています。釈迦牟尼仏は、お釈迦さまのことです。
釈迦族の牟尼(聖者)という意味です。南無は『すべてお任せします』という意味です。
順番にそって滝に入ります。
かなりの勢いです。今回は水量が少なめなのでこんなものですが、前日に雨が降ったりすると水量がこれの2倍近くになります。もう立っていられません・・
滝には水量の強い部分と弱い部分があり、強い部分で打たれると本当に痛いです。男性は2分、女性は1分打たれるのですが、経験者は①一番水量の強いポイントで、②滝に動じず、姿勢を正して、③大きい声を出すという暗黙のルールがあるので、ここでお手本を見せなければなりません😤
私もルールに従い滝に入りましたが、水量強のポイントでは、呼吸ができなかったり、頭を棒でバチバチ叩かれたような痛みがあります。2分続けたら、声が枯れて、頭頂部が打撲のような状態になりました😣数日間は痛みがありました。頭頂部打撲なんて中々ないです。初心者は無理せず水量弱のポイントに行くのがいいですねー
女性の参加者も多く、滝行をしてみたいという子が結構いました。滝行ブームなんですね。😤
次は修行ガールが流行るかな??😙
滝行での記念撮影
滝行の後は、BBQです。だんだん修行でなくなってきました(w^^) w
メニューはBBQ、豚汁、白米、きゅうり漬け、なす漬け、じゃがバターです。たらふく食べました😋
次は、とうもろこしの収穫体験です。ここで収穫したとうもろこしは今夜の料理に使われます。
その後は、ふる里館という場所に移動しました。ふる里館とは、 郷土文化保存伝習施設として村の先人の生活を紹介する民具・農具、先人の功績の資料等を展示しています。
ここでは勾玉作り体験をしました。柔らかい石をやすりで削って、勾玉を作ります。
勾玉作りキット
作業中の風景
こんな感じにできました!
次は野外で、石斧作り体験です。石と石をこすって、石を尖らせていきます。石斧作りでは石選びが非常に重要です。形が悪いと完成までに相当の労力を必要とします。
どれにしようか?
この石に決めました!水をかけながら、ひたすら擦ります。
完成品。なかなか上出来。実践でも使えそう。
その後、仙人像の前で記念撮影です。
そしてウォーキング。今夜の宿泊場所ホテルブランまで6キロほどの道のりを歩きます。
やまゆり温泉ホテルブランに到着。
ホテルブラン
目の前は白いゲレンデ。ゲレンデが見渡せるスパリゾートホテル。
思いっきり遊んだあとは、フランス語で「白」という意味をもつおしゃれなホテル「ブラン」へどうぞ。
ゲレンデに直結しており、客室や大浴場からゲレンデを見渡すことが出来ます。
アルカリ性単純硫黄泉の源泉掛け流し天然温泉とボリューム満点のお食事で体もお腹も癒されます。
温泉は日帰り入浴だけでもご利用いただけます。〒019-0803
秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字柳沢39-7
今夜の寝床
そして、修行最大の楽しみである交流会が始まります!大宴会です!もう修行というより観光です。
佐々木村長の挨拶
今日収穫したトマトがありました。ご馳走です。炊き込みご飯、豚汁、ハンバーグ、枝豆、漬物、刺身、すいか、瓶ビール、生ビール、ワイン、焼酎、日本酒、サワーなど色々ありました😋 もう思い出せませんが、他にもたくさん。
そして二次会・・
そして、ホテル内で場所を移動して、三次会、四次会もありました。最終的に終わったのは朝2時だそうです☺
3日目
最終日が始まりました。といっても午前中で終わりなのでもう少しですね。
ホテルの朝食です。
荷物を整理して、出発します。ここで悲しいお知らせが来ました。先日紛失したトマトが見つかりましたが、潰れていてもう食べられないという事です😱 欲張りすぎてたくさん貰いすぎ、その重さや移動の衝撃で潰れてしまったようです😰代わりにミニトマトを貰いました。かなり量が減ってしまいましたが、仕方ないです・・
途中、なるせ直売所に寄りました。東成瀬村の特産品が購入できます。
珍しい熊鍋と熊カレー、各1000円
そして、最初の会場である永伝寺に到着しました。ここで最期の座禅を行った後、仙人修行認定式が始まります。
一人ひとりに仙人認定証が贈呈されます。
そして佐々木村長の言葉で、修行が終了しました。お疲れ様でした。
駅に行く途中、スタッフの方が酒蔵に連れて行ってくれました。日の丸醸造所です。
日の丸醸造所
秋田県横手市。「まんさくの花」「日の丸」醸造元。蔵人も、呑み手も、皆が愉しくなるようなお酒造りを目指し、様々なお酒造りに挑戦しています。
ホーム
試飲しまくります☺😋
酒蔵の見学
おわりに
仙人修行はただの修行ではなく、村の方や参加者同士の交流や秋田の大自然、様々なアクテビティが体験でき、観光もできる非常に充実した内容です。リピーターも多く、今回は19回目の方もいました。非常に良い夏の思い出ができました。
今回はNHKの密着取材があり、後日ニュースウォッチ9にて修行の様子が全国ネットで放送されました。
・「仙人の郷」に集う若者たち 非日常を求めて
・秋田の秘境になぜ若者が
修行マニアの私が推奨する非常にお勧めの修行です。ぜひ参加してみて下さい。必ず得るものがありますよ👍