KISSポートフォリオ9つの基本ルール
①お金は若いうちから定期的に貯めよう
若いうちから貯金の習慣をつけると、将来的に経済的な安心感が得られますし、投資や資産運用のチャンスも広がります。特に「先取り貯金」や「自動積立」などを活用すると、無理なくコツコツ貯められます。
貯金の目的によっても方法が変わるので、例えば
- 緊急用(生活防衛資金) → 生活費の3〜6か月分を確保
- 将来の大きな支出(車・家・結婚など) → 定期預金やつみたてNISA
- 老後資金・資産運用 → 投資信託やiDeCo
といったように分けて考えると効果的です。
②会社と国に資産形成を手伝ってもらおう
会社の制度を活用する
✅ 企業型DC(企業型確定拠出年金)
- 会社が掛金を拠出し、従業員が運用する年金制度
- 節税メリットが大きく、運用次第で老後資金を増やせる
✅ 持株会・ストックオプション
- 会社が補助金を出してくれる場合もあり、割安で自社株を購入可能
- ただし、リスク分散のために他の資産ともバランスを取るのが大事
✅ 財形貯蓄制度
- 給与天引きで貯蓄ができる制度(一般・住宅・年金)
- 住宅財形・年金財形は550万円まで利子が非課税
国の制度を活用する
✅ iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 掛金が全額所得控除 → 節税しながら資産形成
- 60歳まで引き出せないが、その分長期運用でリターンを狙える
✅ NISA(新NISA)
- 投資の利益が非課税(通常は約20%の税金がかかる)
- 2024年から制度が改正され、より長期間・大きな金額の非課税枠が利用可能
✅ ふるさと納税
- 税金の先払いで、実質2,000円の負担で特産品がもらえる
- 節約した分を貯蓄や投資に回せる
こうした制度をうまく活用すれば、会社や国に「資産形成を手伝ってもらう」ことができます。

③不時の出費に備えて、現金は用意しておこう
こうしたお金は安全第一で、流動性が大切だから、短期で質の高い金融商品に投資しておく。インターネット銀行の普通預金や譲渡性預金(CD)など。どんな普通預金やCDでも、連邦預金保険公社の保証付きに限る。
④保険をかけているか確認する
あなたが一家の稼ぎ手で、配偶者と子供を養っているとしたら、生命保険と長期障害保険に入る必要がある。
⑤分散投資をすれば心配の種が減る
分散投資のポイント
✅ 資産クラスの分散(異なる種類の資産に投資)
- 株式(成長を狙う)
- 債券(安定したリターン)
- 不動産(インフレ対策)
- コモディティ(金・原油など)(安全資産として)
✅ 地域の分散(日本だけでなく海外にも投資)
- 日本株(なじみがあるが、成長性に限界)
- 米国株(世界経済の中心で、長期的な成長期待)
- 新興国株(リスクはあるが成長余地大)
✅ 時間の分散(一括投資よりコツコツ投資)
- ドルコスト平均法(定期的に一定額を投資)
- 市場の暴落を気にせず、長期目線で運用できる
分散投資のメリット
✅ リスク軽減:どこかの市場が低迷しても他でカバー
✅ 安定したリターン:一部の資産が下がっても、他が上がることでバランスを取れる
✅ 心理的負担が減る:値動きが激しい資産だけに集中しないので、安心感が増す
長期的に資産を増やすには、「分散しつつ、コツコツ積み立てる」のが大事です
⑥クレジットカードのローンは使わない
クレジットカードのローン金利は18%~22%
⑦短期運用への衝動を無視しよう
投資家の最大の失敗は、衝動に駆られて冷静さを失ってしまうおとで、群集心理に流されることである。
⑧低コストのインデックスファンドを使う
あなたの長期投資はすべてインデックス・ファンドにしておくとよい。インデックス・ファンドは平均的なリターンしか得られない、ということではない。インデックス・ファンドは手数料が安く、経費が抑えられ、不必要な税金も払わなくて済む。
⑨オーソドックスな分野に注目
ベンチャー・キャピタルやプライベート・エクイティ、ヘッジファンドのような「目新しい」商品は避けたほうがよい。
目覚ましい結果を得るのに必要なのは、必ずしも目覚ましい行為ではない。 愚か者でも経営できるビジネスに投資しなさい。なぜなら、いつか必ず愚かな経営者が現れるからだ。 仕事選びも投資と同じ。いかなる手間も惜しんでは[…]
まとめ
年齢、資産、性格に合った投資
自分自身を知ろう。そしてその自分の性格とライフステージに合った投資を選ぶこと
全世界株式市場インデックス・ファンドに投資すると、
広く分散投資したものをたった1つのファンドで手に入れられる。
一箇所ですべての買い物ができるようなものです。
「不労所得」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?これは、働かなくても自動的にお金が入ってくる仕組みのことです。例えば、株式投資や不動産投資を通じて得られる配当金や家賃収入が代表的な例です。多くの人が経済的自由を求めて不労所得[…]
